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トーマスリン肥(トーマス燐肥) トーマスりんぴThomas phosphate

世界大百科事典 第2版の解説

トーマスりんぴ【トーマスリン肥(トーマス燐肥) Thomas phosphate】

トーマス法製鋼の副産スラグで,トーマス鉱滓(こうさい)(スラグ)とも呼ぶ。リン酸肥料として利用される。溶融法で製造されるという意味では,広義の溶成リン肥の一種である。トーマス転炉中の含リン銑鉄溶融物に酸化カルシウムCaOを加えて空気を吹き込むと,リンが酸化して五酸化二リンP2O5となりCaOとともにスラグ中に入る。これを流し出して徐冷固化させたのち粉砕して製品とする。暗褐色の重い結晶性粉末で,水不溶性,弱酸可溶性である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のトーマスリン肥(トーマス燐肥)の言及

【スラグ】より

…また最近はスラグのもつ熱エネルギーを回収する技術が実用段階に達している。なおトーマス転炉から発生するスラグは,原料が高リン銑であるためにP2O5が18~22%に達し,トーマスリン肥として肥料に使われていたが,この製鋼法の衰退とともに現在はほとんど見られない。【佐野 信雄】。…

※「トーマスリン肥(トーマス燐肥)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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