トーヨーカネツ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トーヨーカネツ」の意味・わかりやすい解説

トーヨーカネツ

タンクメーカー。 1941年工業窯炉メーカーとして創立し東洋火熱工業と称した。軍需に支えられ吸収合併により規模を拡大,第2次世界大戦後はタンク,ボイラ,橋梁,鉄塔を手がけ,52年日本最初の浮屋根式原油タンクを製造。 69年現社名改称。タンクでは世界のトップクラスで東南アジアアフリカヨーロッパ中近東進出する一方ポータブルコンベヤなどを生産して物流分野にも進出,収益の大きな柱に成長している。売上構成比は,物流システム 49%,原油タンク 22%,低温タンクほか 28%,その他営業収益1%。年間売上高 425億 8500万円 (連結。うち輸出 29%) ,資本金 185億 8000万円,従業員数 691名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「トーヨーカネツ」の解説

トーヨーカネツ

正式社名「トーヨーカネツ株式会社」。英文社名「TOYO KANETSU K.K.」。機械工業。昭和16年(1941)「東洋火熱工業株式会社」設立。同44年(1969)現在の社名に変更本社は東京都江東区東砂。タンク製造会社。LNGタンクや原油タンクなどの製造・建設のシェア世界有数。物流システム機器も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード6369。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android