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ドウケツエビ(同穴蝦) ドウケツエビSpongicola venusta

世界大百科事典 第2版の解説

ドウケツエビ【ドウケツエビ(同穴蝦) Spongicola venusta】

六放海綿類のカイロウドウケツカイメン類の体腔中にすむ甲殻綱ドウケツエビ科のエビ。体長3cm内外で,雌のほうが大きい。甲は軟らかく,滑らかで,白色半透明。額角は頭胸甲の1/2よりやや短く,上縁に8~10本,下縁の先端近くに3~4本のとげがある。前3対の胸脚がはさみになっているが,第3胸脚がとくに大きい。カイロウドウケツカイメン類は骨片が格子状に配列し,内部が中空の籠状である。ここにすみついているドウケツエビはふつう雌雄1対で,浮遊生活をする幼生の時期あるいは稚エビに変態直後にカイメン中に入り,そのまま一生を送るものと考えられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のドウケツエビ(同穴蝦)の言及

【カイロウドウケツカイメン(偕老同穴海綿)】より

…六放海綿綱カイロウドウケツ科Euplectellidaeの海綿動物の総称。このカイメンの胃腔の中に,通常雌雄1対の小さなエビ(ドウケツエビSpongicola)が入っていて,この場所を生涯のすみかにしているところから,このエビは生きてはともに老い,死んではいっしょに葬られる意味の偕老同穴の名がつけられた。相模湾,駿河湾,土佐湾などに分布し,水深100~1000mの海底に根毛状の骨片の束をつきさして直立している。…

※「ドウケツエビ(同穴蝦)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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