ナギナタタケ(読み)なぎなたたけ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナギナタタケ
なぎなたたけ / 薙刀茸
[学]Clavulinopsis fusiformis (Fr.) Corn.

担子菌類、サルノコシカケ目ホウキタケ科の食用キノコ。高さ約10センチの長い紡錘形で、10本くらい束になって生える。肉質で、色は黄色。胞子紋は白または黄色を帯びる。胞子は球形ないし楕円(だえん)形で無色、大きさは5~9マイクロメートル×4.5~8マイクロメートル。夏から秋に雑木林の地上に群生。分布は日本全土。ナギナタタケに似て橙黄(とうこう)色、細長い円柱状のキノコにキソウメンタケC. helveola (Fr.) Corn.があるが、このキノコの胞子は細かい突起を帯びる。ホウキタケ科には、全体が純白色のシロソウメンタケClavaria vermicularis Fr.、松林に生える淡紫色のムラサキナギナタタケClavaria purpurea Fr.などもあって、いずれも食用となる。[今関六也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のナギナタタケの言及

【ホウキタケ】より

…分布は広く日本全土,北半球にみられ,食用になる。また棒状のものとしては純白のシロソウメンタケClavaria vermicularis Fr.,灰紫色のムラサキナギナタタケC.purpurea Fr.,黄色のナギナタタケClavulinopsis fusiformis (Fr.) Corner(イラスト),紅色のベニナギナタタケC.miyabeana S.Itoなどがよく見られる。【今関 六也】。…

※「ナギナタタケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

事実婚

内縁と同様,法律上の婚姻成立要件を欠くカップルの関係。内縁との違いは,当該男女が,現行の婚姻制度に対しなんらかの疑問をもち,積極的・自発的に法律婚を選択しないという点にある。たとえば,今日の法律婚は女...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android