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ナタンソン Mark Andreevich Natanson

世界大百科事典 第2版の解説

ナタンソン【Mark Andreevich Natanson】

1850‐1919
ロシアのナロードニキ革命家。ビリニュス県の裕福なユダヤ人の家に生まれ,医科大学に入学した。学生運動に加わってしばしば逮捕されたが,1871年,N.V.チャイコフスキーらとともに自己形成のための,いわゆるチャイコフスキー派サークルをつくる。これは1870年代の革命的ナロードニキ運動の母体をなした。早々に逮捕され,流刑されたが,76年にはペテルブルグに戻り,秘密結社〈土地と自由〉の創立を主導した。77年逮捕,ヤクーツクへ流されたが,89年シベリアから戻り,サラトフに住んで,93年〈人民の権利〉党を創立した。

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世界大百科事典内のナタンソンの言及

【左派エス・エル党】より

…12月3~11日(ロシア暦11月20~28日)この人々は左派エス・エル党結党大会を開いた。ナタンソンのような老幹部のほか,スピリドーノワ,カムコフB.D.Kamkov,コレガーエフA.L.Kolegaevら若い世代が中心となり,首都,バルチック艦隊,カザン,ウファ,ハリコフなどがその拠点であった。12月22日(ロシア暦12月9日),ボリシェビキの求めに応じて,コレガーエフ(農業),シテインベルグI.Z.Shteinberg(司法),プロシヤンP.P.Prosh’yan(郵便・電信)らが人民委員会議(内閣)に入った。…

※「ナタンソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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