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ナツメヤシ(棗椰子) ナツメヤシPhoenix dactylifera; date palm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナツメヤシ(棗椰子)
ナツメヤシ
Phoenix dactylifera; date palm

ヤシ科の常緑高木(→ヤシ)。ペルシア湾沿岸原産とされるが,サハラ砂漠オアシスにも自生している。西アジアから北アフリカ新大陸の乾燥地などで広く栽培される重要な作物で,アラビア半島で特に多い。幹は自然状態では束生するが,栽培品の多くは単生で直立または傾立し,高さ 25~30m,直径 50~80cm。葉は硬く,光沢ある灰緑色の羽状複葉で長さ 3mに達する。雌雄異株。黄色または白色の小花を多数つける。果実はおおむね長さ 3~4cmのナツメ状をなす楕円球形,種子は細長く片側に縦の溝をもつ。品種が多く,果実は生食するほか乾果として貯蔵しゼリー,ジャムの原料とする。また茎の先端からとれる樹液はヤシ酒の原料にされる。またこのヤシの葉の繊維をラクダの毛に混紡して,キャラバン隊商)のテントに使うという。

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