世界大百科事典(旧版)内のニッケル基超耐熱合金の言及
【ニッケル合金】より
…この合金は,その後の超耐熱合金の開発の基礎となったもので,アルミニウムとチタンを少量添加し,析出硬化性を与えた一連のナイモニック合金が開発された。耐酸化性のよいニッケル‐クロム素地にγ′相と呼ばれるNi3(Al,Ti)を析出分散させて高温強度を増加させるという考え方は,ニッケル基超耐熱合金の基本である。
[ニッケル‐クロム‐鉄合金]
この系統を代表するものはニッケル76%,クロム16%,鉄8%の合金で,インコネルと呼ばれる。…
※「ニッケル基超耐熱合金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」