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ニュー・クリティシズム New Criticism

翻訳|New Criticism

世界大百科事典 第2版の解説

ニュー・クリティシズム【New Criticism】

20世紀の30~50年代に米英でさかんであった批評の一流派。〈新批評〉とも訳す。20年代のT.S.エリオットやI.A.リチャーズらによる新しい文学意識にもとづき,文学作品(とくに詩)の精密・客観的な評価をめざした。J.C.ランサム,A.テートらの率いるアメリカの〈南部批評家〉がその母体とみなされるが,イギリス側ではケンブリッジ大学でリチャーズの教えを受けたW.エンプソンをその数に入れることもある。20世紀の知的で難解な新しい詩,およびそれとの強い類似性を示す17世紀イギリスの〈形而上詩〉を偏愛した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のニュー・クリティシズムの言及

【リチャーズ】より

…また,より包括的な衝動を含みこんだ作品ほどよしとし,それを根拠づけた《文学批評の原理》(1924)は,1920年代から30年代にかけての批評革命の聖書的存在であった。ほかに《科学と詩》(1925),C.K.オグデンとの共著で意味論に道を開いた《意味の意味》(1923)などがあり,アメリカの〈ニュー・クリティシズム〉の誕生に大きな影響を与えた。しかし,彼自身は文学批評よりもオグデンのベーシック・イングリッシュに興味をもち,この方面に専心したが,44年アメリカのハーバード大学に移ってのち,とくに晩年R.ヤコブソンとの交友から再び文学理論をレトリックの面から検討,精錬した。…

※「ニュー・クリティシズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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