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ニュー・シネマ (American) New Cinema

世界大百科事典 第2版の解説

ニュー・シネマ【(American) New Cinema】

この表現が初めて使われたのは,アーサー・ペン監督《俺たちに明日はない》(1967)を特集したアメリカの週刊誌《タイム》(1967年12月8日号)の,〈ニュー・シネマ,暴力セックス芸術! 自由にめざめたハリウッドの衝撃!〉というセンセーショナルな見出しのなかであった。不況時代のアメリカ中西部の銀行を荒らしまわった男と女の2人組のギャングの短く激烈な人生を描く,この〈アナーキーな暴力〉にみちた青春映画に次いで,やはり〈無法の青春〉を描いたデニス・ホッパー監督《イージー・ライダー》(1969)が,若い観客層を熱狂させて大ヒット。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のニュー・シネマの言及

【トリュフォー】より

…第3作の《突然炎のごとく》で国際的な名監督という評価が定まり,以後はほぼ1年に1作のペースで作品をつくりつづけ,批評家時代に主張した〈作家の映画〉をみずから実践し〈フランス映画の中でももっとも人間的な共感を感じさせる監督の一人〉となった。 60年代以降のアメリカ映画の若い作家たちに与えた影響は大きく,とくにトリュフォー映画の男たちに共通する〈弱さ〉〈傷つきやすさ〉は,《俺たちに明日はない》(1967)以降のアメリカの〈ニュー・シネマ〉のアンチ・ヒーロー像に移植されたという見方もある(ロバート・ベントンとデービッド・ニューマンによる《俺たちに明日はない》の最初のシナリオは,トリュフォーのために書かれたといわれる)。またスティーブン・スピルバーグは,《野性の少年》でみずから主演して狼少年に人間的なコミュニケーションを教えるイタール教授を演じたトリュフォーの姿に感動し,自作《未知との遭遇》(1977)で,宇宙人とのコミュニケーションをはかるUFO研究学者の役を演じてもらうために,トリュフォーをハリウッドに招いた。…

※「ニュー・シネマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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