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ヌーボー・ロマン nouveau roman

世界大百科事典 第2版の解説

ヌーボー・ロマン【nouveau roman】

フランスでは,1950年代に,従来の小説と異質の型の作品が相次いで現れ始めた。〈新しい小説〉を意味する〈ヌーボー・ロマン〉は,この一群の作品を指す呼称として,57,58年ころから一部の文芸批評家に用いられたが,まもなく一般に広く使われる用語として定着した。 〈ヌーボー・ロマン〉のグループとして必ず挙げられる名前は,ナタリー・サロート,クロード・シモン,アラン・ロブ・グリエ,ミシェル・ビュトールである。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のヌーボー・ロマンの言及

【シモン】より

…そこでは幼年時,スペイン内乱への参加,第2次大戦への従軍等々,過去のさまざまな記憶と現在とを交錯させながら,エロスへの執着,死の観念に動かされる人間の内面の様態が提示される。その時期から,いわゆるヌーボー・ロマンを代表する小説家とみなされるようになり,やがてメディシス賞を受けた《歴史》(1967),《ファルサロスの戦》(1969)あたりから言語の自発性を重視する書き方を開発し,その後も《農事詩》(1981)などで大胆な小説形式の革新を実践している。85年ノーベル文学賞を受賞。…

【フランス文学】より

…迫ってくる戦争の危機を前にして,文学者が現実社会の動向に関心を深めざるをえなくなっていくのも,この期間の特徴である。
[不条理の文学とヌーボー・ロマン]
 第2次大戦の時期から戦後にかけて,フランス文学の最も著しい特質を形づくったのは,不条理の思想と感覚を主題とする文学である。サルトルとカミュの小説および戯曲がそれを代表する。…

※「ヌーボー・ロマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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