ネアポリ考古学公園(読み)ネアポリコウコガクコウエン

デジタル大辞泉 「ネアポリ考古学公園」の意味・読み・例文・類語

ネアポリこうこがく‐こうえん〔‐カウコガクコウヱン〕【ネアポリ考古学公園】

Parco Archeologico della Neapoli》イタリア南部、シチリア島シチリア自治州の都市シラクサにある公園。紀元前5世紀頃の円形劇場、紀元後3世紀頃の円形闘技場ヒエロン2世祭壇天国の石切り場など、古代ギリシャ・ローマ時代の遺跡が数多くある。

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世界の観光地名がわかる事典 「ネアポリ考古学公園」の解説

ネアポリこうこがくこうえん【ネアポリ考古学公園】

イタリア南部、シチリア島の遺跡の町シラクザ(シラクーザ、Siracusa)にある遺跡公園。古代ギリシア・ローマの遺跡が残る一角が公園として整備されている。この公園内には、紀元前5世紀ごろにつくられた1万5000人を収容するギリシア劇場(シチリア最大の円形劇場)、古代に監獄として使われていた巨大洞窟オレッキオディディオニジオ、ギリシア時代の石切場ラトーミアデルパラディーソ、ローマとカルタゴが戦った紀元前3世紀半ばの第一次ポエニ戦争当時、シラクサを支配していたヒエロン2世の祭壇などがある。シラクサは、紀元前8世紀にギリシア人が建設した植民市(シュラクサイ)を起源とする町で、古代ギリシア、カルタゴ、ローマ、東ローマ帝国、サラセン帝国、神聖ローマ帝国などが統治してきた歴史を持つ。シチリアの中心がパレルモに移る9世紀以前は、同島の中心都市だった。

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