ネオ・ヒンドゥー(読み)ねおひんどぅー

世界大百科事典(旧版)内のネオ・ヒンドゥーの言及

【インド哲学】より

…他方ではラーマクリシュナとラマナ・マハルシは,当時の西洋化の風潮の高まりのなかにありながら,ひたすらヒンドゥー教の伝統を自ら体現して人々に大きな影響を与えた。70年代からは,ナショナリズムの高まりを背景に,その知的形成は主として西洋的でありながら,西洋の宗教,倫理,社会,政治的諸価値をヒンドゥー教に同化させたネオ・ヒンドゥーNeo‐Hinduとも呼ぶべき思想家たちが登場する。彼らのなかで重要な役割を演じたのは,ラーマクリシュナの弟子で,ラーマクリシュナ・ミッションを設立したビベーカーナンダ,近代インドの生んだ最大の思想家といわれるオーロビンド・ゴーシュ,真理の把持と非暴力の実践を通じてインド独立に専念したマハトマ・ガンディー,詩人として著名なタゴール,西洋哲学との比較を念頭におきながらインド哲学の究明に尽力したラーダークリシュナンらであった。…

※「ネオ・ヒンドゥー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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