ノボモスコフスク(英語表記)Novomoskovsk

デジタル大辞泉 「ノボモスコフスク」の意味・読み・例文・類語

ノボモスコフスク(Novomoskovsk/Новомосковск)

ロシア連邦西部、ツーラ州の都市。首都モスクワの南約200キロメートル、ドン川源流域に位置する。1934年から1961年までの旧称スタリノゴルスク炭鉱があり、旧ソ連時代に重化学コンビナートが建設され、工業都市として発展

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノボモスコフスク」の意味・わかりやすい解説

ノボモスコフスク
Novomoskovsk

1934年までボブリキ Bobriki,34~61年はスタリノゴルスク Stalinogorsk。ロシア西部,トゥーラ州の都市。州都トゥーラの東南東約 40km,ドン川の水源近くに位置する。 30年に建設され,化学工業都市として発展。現在,北カフカスからパイプラインで送られる石油を利用して,化学肥料プラスチックを生産する。またポドモスクワ炭田の採炭中心地の一つでもあり,褐炭採掘が行われる。モスクワの南にあたり,鉄道で結ばれる。人口 13万1227(2010)。

ノボモスコフスク
Novomoskovsk

ウクライナ中東部,ドネプロペトロフスク州の都市。州都ドネプロペトロフスク北東約 25km,ドネプル川支流サマーラ川にのぞむ。鋼管家具縫製鉱水などの工業がある。市内に 18世紀後半建造の木造トロイツキー聖堂が残る。ハリコフとドネプロペトロフスクを結ぶ鉄道,モスクワとクリミア半島 (クルイム半島) を結ぶハイウェーが通る。人口7万 7000 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノボモスコフスク」の意味・わかりやすい解説

ノボモスコフスク
のぼもすこふすく
Новомосковск/Novomoskovsk

ロシア連邦西部、トゥーラ州の工業都市。人口13万9600(1999)。モスクワ南方約200キロメートル、中央ロシア丘陵北端にあり、ドン川の水源地帯にあたる。褐炭田があり、1928年からの第一次五か年計画により、モスクワのエネルギー供給源として炭鉱と火力発電所が建設された。1934年までボブリキБобрики/Bobriki、34~61年はスタリノゴルスクСталиногорск/Stalinogorskとよばれた。

[渡辺一夫]

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