ノリタケカンパニーリミテド[株](読み)ノリタケカンパニーリミテド

百科事典マイペディア の解説

ノリタケカンパニーリミテド[株]【ノリタケカンパニーリミテド】

1904年創業の陶磁器会社で,旧社名は日本陶器。ノリタケの商標で知られる高級陶磁器,食器で有名だが,その技術を応用し,電子・セラミックへの多角化推進。また食器の研削砥石生産から始まった研削・研磨分野でも高い技術力を発揮している。同系列会社に日本碍子東陶機器日本特殊陶業がある。1981年現社名に変更。主力の工業機械に加え環境エンジニアリングにも注力。本社名古屋,事業所三好。2011年資本金156億円,2011年3月期売上高1053億円。売上構成(%)は,工業機材36,セラミック・マテリアル38,エンジニアリング18,食器8。海外売上比率36%。

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世界大百科事典(旧版)内のノリタケカンパニーリミテド[株]の言及

【陶磁器】より

…輸出地域では北・中米向けとアジア向けが多い。 明治に入って日本の陶磁器工業は,江戸末に来日し有田焼の改良をしたドイツのワーグナーGottfried Wagner(1831‐92)らにより,西ヨーロッパの技術を導入するとともに,1875年には有田に香蘭社が,1904年には名古屋に日本陶器(ノリタケカンパニーリミテドの前身)が設立され,近代陶磁器メーカーがスタートした。日露戦争を境として,燃料の薪から石炭への転換,工程の機械化,西洋の顔料の使用などの技術革新により,日本の陶磁器生産業はそれまでの工芸品生産主体から,実用品生産を中心とする近代的産業へと変化し,大規模な工場も現れてきた。…

※「ノリタケカンパニーリミテド[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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