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ハインリヒ[フェルデケの] Heinrich von Veldeke

世界大百科事典 第2版の解説

ハインリヒ[フェルデケの]【Heinrich von Veldeke】

12世紀後半に活躍したドイツの詩人。生没年不詳。マーストリヒト(現,オランダ領)近郊フェルデケの出身でローン公の従士であった。彼の主要作品である《エネイーデ》は,フランスの《エネアース物語》の翻案で,愛(ミンネ)を主題としており,これによって彼はドイツの新しい宮廷叙事詩の創始者,かつドイツ語の詩形の確立者となった。中部ライン語のほか高地ドイツ語にも通じ,処女作は聖徒物語《セルウァティウス》(1170ころ)で,トルバドゥール風の抒情詩も残している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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