ハカタユリ(読み)はかたゆり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハカタユリ」の意味・わかりやすい解説

ハカタユリ
はかたゆり / 博多百合
[学] Lilium brownii var. viridulum Baker
Lilium brownii var. colchesteri Wil.

ユリ科(APG分類:ユリ科)の球根草。中国原産で、13世紀に日中貿易接点となった博多(はかた)に渡来した。6月、花被片(かひへん)の裏に褐色の筋(すじ)が入った淡黄白色花を開き、上品な香りを放つ。咲き始めは黄色で、その後、白色になる。

[坂本忠一 2018年12月13日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android