ハカマカズラ(袴蔓)(読み)ハカマカズラ(英語表記)Bauhinia japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハカマカズラ(袴蔓)」の意味・わかりやすい解説

ハカマカズラ(袴蔓)
ハカマカズラ
Bauhinia japonica

マメ科の常緑つる性木本で,和歌山高知九州,沖縄に分布し,海岸に近い森林内に自生する。枝の太いものは縦溝があり,分岐しない巻きひげがある。葉は長柄,心臓形で先端は2裂し,裂片は鋭頭。花は小型緑色で7月に咲き,枝の先に総状花序をなして多数つく。萼はつぼみのときは鐘形で約 6mm,花弁は5枚あり円形で長い柄がある。莢果は扁平で 8cmぐらい。

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