日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ハギンズ(Charles Brenton Huggins)
はぎんず
Charles Brenton Huggins
(1901―1997)
アメリカの外科医、がん学者。1966年、がんの成因と治療に関してノーベル医学生理学賞を受けた。カナダのハリファックスに生まれる。ハーバード大学医学部を卒業。ミシガン大学外科を経て、シカゴ大学で助教授から教授まで昇進、1951年からベン・メイがん研究所長。1941年に前立腺(ぜんりつせん)がんの患者に、去勢あるいは女性ホルモンであるエストロジェンを与えて良好な成績を得たことを報告し、がんのホルモン療法の端緒を開いた。
[中川米造 2018年9月19日]
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