日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハクモウイノデ」の意味・わかりやすい解説 ハクモウイノデはくもういので / 白毛猪手[学] Lunathyrium pycnosorum (Christ) Koidz. オシダ科の夏緑性シダ。直立する根茎から2回羽状の倒披針(ひしん)形の葉を束生する。白色の有節毛が多量にあるため、この名がある。アジア全域に分布し、日本では沖縄県を除く各地の山間に普通に産する。ハクモウイノデは四倍体植物で、n=80(nは染色体数)である。毛の少ない二倍体はミヤマシケシダとよばれる。[栗田子郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例