ハグモ(読み)はぐも

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハグモ」の意味・わかりやすい解説

ハグモ
はぐも / 葉蜘蛛

節足動物門クモ形綱真正クモ目ハグモ科のクモの総称。普通よくみかけるのはネコハグモDictyna felisで、庭木野外広葉樹などの葉の上に白い天幕状の網を張り、クモはその下に潜む。体長4、5ミリメートル、灰褐色腹背褐色斑紋(はんもん)がある。本州四国、九州に分布し、年中姿をみる。冬は体を糸で包むが、暖かい日には抜け出て活動する。そのほか、ヒナハグモやヨーロッパと共通のカギハグモやアシハグモがいる。

[八木沼健夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハグモ」の意味・わかりやすい解説

ハグモ

ネコハグモ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のハグモの言及

【クモ(蜘蛛)】より

…書肺は1対である。日本に生息するものは,カヤシマグモ科,ガケジグモ科,ハグモ科,ウズグモ科,チリグモ科,スオウグモ科など7科。無篩疣類Ecribellataeは生殖器の構造で,単性域類と完性域類の二つに分けられる。…

※「ハグモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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