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ハコネサンショウウオ(箱根山椒魚) ハコネサンショウウオOnychodactylus japonicus

世界大百科事典 第2版の解説

ハコネサンショウウオ【ハコネサンショウウオ(箱根山椒魚) Onychodactylus japonicus】

サンショウウオ科の渓流性サンショウウオ(イラスト)。本州,四国に分布し,全長10~19cmほどで尾はその半分よりも長い。一般に雄は雌よりも大きい。変態後も肺を生ぜず,もっぱら皮膚呼吸を行い,本種と朝鮮半島,沿海州産のハコネサンショウウオモドキO.fischeriとで1属を構成する。体背面は紫がかった暗褐色か黒色で,中央部には赤みがかったオレンジ色の帯模様があるが,体色,斑紋には変異が多い。標高500~2500mの山地の渓流周辺部にすみ,繁殖期には雌雄ともに各指の先端に角質の黒いつめを生じ,また雄の後肢が肥大し第5趾(し)の外縁も広がる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のハコネサンショウウオ(箱根山椒魚)の言及

【サンショウウオ(山椒魚)】より

…頭骨の構造の違いで別属に分けられるオオダイガハラサンショウウオPachypalaminus(=Hynobius) boulengeri(イラスト)は,紀伊半島・四国・大分県の山地に分布し,全長16~20cmに達する日本産サンショウウオの最大種であるが,形態的には他種と大差がない。本州・四国の山地に分布するハコネサンショウウオOnychodactylus japonicus(イラスト)も全長15~19cmと大きく,円筒状の尾が全長の1/2よりも長い渓流産卵型で,肺を欠く。北海道東部の湿原に生息するキタサンショウウオSalamandrella keyserlingiは,サハリンからシベリア,中国東北に広く分布する種で,後肢の指が4本。…

【サンショウウオ(山椒魚)】より

…頭骨の構造の違いで別属に分けられるオオダイガハラサンショウウオPachypalaminus(=Hynobius) boulengeri(イラスト)は,紀伊半島・四国・大分県の山地に分布し,全長16~20cmに達する日本産サンショウウオの最大種であるが,形態的には他種と大差がない。本州・四国の山地に分布するハコネサンショウウオOnychodactylus japonicus(イラスト)も全長15~19cmと大きく,円筒状の尾が全長の1/2よりも長い渓流産卵型で,肺を欠く。北海道東部の湿原に生息するキタサンショウウオSalamandrella keyserlingiは,サハリンからシベリア,中国東北に広く分布する種で,後肢の指が4本。…

※「ハコネサンショウウオ(箱根山椒魚)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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