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ハゴロモグサ(羽衣草) ハゴロモグサAlchemilla japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハゴロモグサ(羽衣草)
ハゴロモグサ
Alchemilla japonica

バラ科の多年草で,本州中部と北海道夕張岳高山草原にまれに生える。夏に黄緑色の小花を集散状につける。バラ科には珍しく4数性の花をつけ萼片4,副萼4,花弁はなくおしべも4本である。ヨーロッパアルプスをはじめ北半球亜寒帯や温帯の高山に同属のものが数十種あり,その1種に対するヨーロッパの俗名レディズマントルを意訳したのが和名である。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハゴロモグサ【ハゴロモグサ(羽衣草) Alchemilla vulgaris L.】

円心形の葉をつけるバラ科のまれにみられる高山植物イラスト)。根茎はやや太い多年草で,根出葉は長柄がある。草丈10~30cmで,全体に毛が生えている。夏に散房状集散花序を出し,直径3mmくらいの小さい花をつける。花弁はなく,萼片および副萼片は4枚で,黄緑色である。おしべ4本,めしべ1本。果実は瘦果(そうか)で,萼筒につつまれたままである。この種は北半球の周極地方に点在的に分布し,日本では北海道の夕張岳と本州の南北アルプス高山帯の草原にみられ,氷河時代の残存植物とみなされている。

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