ハシカンボク(読み)はしかんぼく

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハシカンボク
はしかんぼく / 波志干木
[学]Bredia hirsuta Bl.

ノボタン科の常緑小低木。全株、開出性剛毛と短毛に覆われる。高さ1メートル。葉は対生し、卵形から長楕円(ちょうだえん)形、各対ごとに長さは不等で4~10センチメートル、幅2~5センチメートル。先はとがり、基部は心臓形、縁(へり)に細かい鋸歯(きょし)があり、裏面は白色を帯びる。集散花序をつくり、径約1.5センチメートルの紅色花を多数開く。萼片(がくへん)、花弁ともに4枚、萼筒は長さ約4ミリメートルで子房を包む。雄しべは8本、葯(やく)は紫色を帯びる。(さくか)は倒円錐(えんすい)形で長さ約7ミリメートル。林縁に生え、九州南部から沖縄に分布する。名の由来は不明。[古澤潔夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のハシカンボクの言及

【ハシカン(波志干)】より

…花径1~3cmくらいの淡紅色の美しい花を枝の先にたくさんつけるノボタン科の常緑低木。ハシカンボクともいう。観賞用として暖地の庭に植えたり,鉢物として作られる。…

※「ハシカンボク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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