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ハチの子(蜂の子) はちのこ

世界大百科事典 第2版の解説

はちのこ【ハチの子(蜂の子)】

ハチの幼虫の意であるが,さなぎやかえりたての若バチをもいう。長野県などで昔から食用とされてきたもので,クロスズメバチ(ジバチ)を主とするが,オオスズメバチ,ミツバチアシナガバチなども用いられる。フライパンでからいりして塩をふったり,甘辛く煮つけて食べる。煮つけたものを炊きたての飯に混ぜるのが〈ハチの子飯〉で,伊那地方のザザムシ(トビケラなどの幼虫)などを含めた信州の昆虫食の中で最も美味とされる。ジバチ,ミツバチの子の缶詰があり,成分はタンパク質15.7g,脂質5.7g,糖質35.7g,鉄分6.7mg(いずれも100g中)などとなっている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のハチの子(蜂の子)の言及

【郷土料理】より

…かつて駿河地方から生のアワビを運ぶために考案された料理で,保存性が高く,薄切りにして,からしじょうゆで食べることが多い。 ハチの子,ザザムシなど信州ではイナゴはもとより,ハチの子,ザザムシ,カイコのさなぎなどの昆虫をつくだ煮や空揚げなどにする。ハチの子はスズメバチやジバチの幼虫,ザザムシは伊那地方の名物で,天竜川でとるトビケラ,ヘビトンボなど水生昆虫の幼虫である。…

【ハチ(蜂)】より

…はちみつを収納している房も蜜蠟(みつろう)として薬であった。ミツバチのほかジバチの幼虫やさなぎは〈ハチの子〉として長野県や岐阜県の山間では食用とした。その巣は民間薬として各種の出血や痛みを止めるのに用いられた。…

※「ハチの子(蜂の子)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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