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ハマボウフウ(浜防風) ハマボウフウGlehnia littoralis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハマボウフウ(浜防風)
ハマボウフウ
Glehnia littoralis

セリ科の多年草で,ヤオヤボウフウともいう。東アジアの温帯から亜熱帯の海岸に分布し,日本各地の砂浜に普通にみられる。根は太く,砂中に深く入り,根茎とともに黄色を帯びる。葉は1~2回3出の羽状複葉で,小葉は倒卵状楕円形。質厚く光沢があり,縁に鋸歯があって砂上に広がる。葉柄と茎は赤みを帯びる。夏に,茎端に散形花序をなして白色の小花を密生し,倒卵形果実を生じる。葉は刺身のつまとして食用とされ,根を乾燥したものは発汗,鎮痛,解熱剤に用いられる。また,正月の屠蘇散 (とそさん) に加える。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハマボウフウ【ハマボウフウ(浜防風) Glehnia littoralis Fr.Schm.】

海岸の砂浜に生えるセリ科の多年草(イラスト)。根は太くて長く,大きい株では1m以上に達する。葉は根生して,1~2回3出羽状複葉,小羽片は倒卵状楕円形,質が厚く表面は光沢がある。夏に高さ10~20cmの複散形花序を出し,白い5弁の小さい花を多数つける。花序や花茎には密に白い立毛がある。果実は倒卵形で肥厚し,長さ6~8mm,背面には太い稜があって密に毛があり,熟すとコルク質になって分離し,砂上に散乱する。

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