ハルス,D.(読み)はるす

世界大百科事典内のハルス,D.の言及

【ハルス】より

…初期には屋外の宴会を扱った多人数構成の風俗画を描いた形跡があるが,この分野は最初の弟子でもあるディルクDirck Hals(1591‐1656)によって継承される。自己を確立してからのハルスは肖像画に専念し,その数は現存作品約240点の8割に達する。16世紀北方肖像画様式から出発したハルスがまぎれもない独自の個性を示した最初の作例は,1616年の大作《ハールレム市聖ヨーリス(ゲオルギウス)警備隊士官たちの宴会》(ハールレム,フランス・ハルス美術館)で,これは成員各人の相貌の正確な描出と画面全体の芸術的まとまりという両立の困難な集団肖像画特有の課題を,瞬間性の導入とそれに伴う人物相互の呼応する視線や身振りの描写によって解決した画期的な作品で,警備隊を扱った彼の他の5点やレンブラントの《夜警》はみなこの成果の延長上に位置している。…

※「ハルス,D.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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