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ハンガリー近代美術 ハンガリーきんだいびじゅつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハンガリー近代美術
ハンガリーきんだいびじゅつ

ハンガリーの近代美術は,ハンガリー建国 1000年祭が開かれた 1896年に始る。西ヨーロッパ美術への積極的関心と,ハンガリー美術の独自性確立への自覚が,近代美術の形成を促した。 20世紀初めパリへ留学し,セザンヌや印象派の影響を受けた K.ケルンストク,D.チガーニーら「8人組」が実質的な先駆となった。 1910年代に入ると,アクティビストと名のる,より前衛的な芸術家集団が誕生。その中心となった L.カシャークは,1915年に機関紙『A Tett (行為) 』を刊行し,次いで翌 16年『Ma (今日) 』を刊行,美術の社会性と新しい造形性を主張し,美術家の国際的連帯を強調した。 18年オーストリア=ハンガリー帝国が崩壊し,続いて発足した共産党政権も崩壊すると,テロの嵐が吹き荒れ,アクティビストたちも弾圧の対象となった。カシャークがウィーンに逃れたのをはじめ,以後 L.モホイ=ナジ,L.ペリ,B.ウィツら国外で活動する美術家が多い。第2次世界大戦後は,V.バザルリー,N.シェフェール,M.パンらがパリで,戦前のハンガリーの抽象美術を引継いで活躍。

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