ハーマン カーン(英語表記)Herman Kahn

20世紀西洋人名事典 「ハーマン カーン」の解説

ハーマン カーン
Herman Kahn


1922.2.15 - 1983.7.7
米国の物理学者,数学者,軍事戦略研究家。
元・ハドソン研究所長
ニュージャージー生まれ。
卒業後、カリフォルニア工科大学物理学専攻。’47年ランド研究所に入所核兵器の設計および核戦略の研究に従事する。’61年シンクタンクのハドソン研究所を設立、所長となる。原子力委員会技術審議会、民防動員局の顧問などを歴任。「熱核戦争論」(’60年)、「エスカレーション論」(’65年)などの著書で、核抑止理論の有効性を展開、米国の熱核戦略案に貢献する。「超大国日本の出現」(’70年)その他、日本に関する著書も多く、たびたび来日。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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