ハーン ガッファル(英語表記)Khān Abdul Ghaffār Khān Abdul Gaffār

20世紀西洋人名事典 「ハーン ガッファル」の解説

ハーン ガッファル
Khān Abdul Ghaffār Khān Abdul Gaffār


1890 - ?
パキスタンの政治家,政治指導者。
ペシャワル県ウトマンザイ生まれ。
パシュトゥーン人(アフガン系)の部族長の家に生まれた。第一次世界大戦後から反ローラット法運動や、ヒラーファト運動に参加。その後ガンディーと深い親交を持ち、「辺境のガンディー」と称される。1929年に「クダーイ・キドマトガル(神の下僕)」を組織し、翌年インド国民会議派に入党した。’47年にパキスタンの独立(インドの分割)に反対したが、会議派が認めてしまったため幻滅し、離脱。以後、パシュトゥーン人の自決権を目指し、パクツニスタン運動を指導して政府の弾圧を受けた。’64年にアフガニスタンに亡命したが、その志は次男のワリー・ハーンが受け継いでいる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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