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バイポーラ・トランジスタ ばいぽーらとらんじすたbipolar transistor

知恵蔵の解説

バイポーラ・トランジスタ

npnまたはpnp接合構造(エミッタ‐ベース‐コレクタ)を持つ半導体素子。ベースに流し込む電流(ベース電流)でエミッタ‐コレクタ間の電流(コレクタ電流)を制御することによって、電気信号の増幅とスイッチングの動作を行う。高速動作が可能で負荷を動かす能力が高い半面、消費電力が大きいことが難点。MOSトランジスタの場合ほど高度の集積化はできないが、高速性能やアナログ回路に適した特性を持つことが評価されて、集積回路の基本素子に使われる。なお、価電子帯の最低エネルギーと絶縁帯の最高エネルギーとの差、つまりバンド・ギャップが大きい半導体と小さい半導体とのヘテロ接合を、エミッタ‐ベース接合に使ったバイポーラ・トランジスタを、ヘテロ・バイポーラ・トランジスタと呼ぶ。

(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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