バウマン(Hermann Baumann)(読み)ばうまん(英語表記)Hermann Baumann

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

バウマン(Hermann Baumann)
ばうまん
Hermann Baumann
(1934―2023)

ドイツのホルン奏者。生地ハンブルクの音楽大学で学び、ドルトムント市立管弦楽団を経てシュトゥットガルト放送交響楽団の首席奏者となる。1964年ミュンヘン国際音楽コンクール第1位。1969年フォルクバンク国立音楽演劇大学教授となり、独奏・室内楽活動に転じ、同年(昭和44)ミュンヘン・バッハ管弦楽団と初来日、1974年には独奏者として来日した。とくに演奏至難なナチュラル・ホルンでは、他の追随を許さぬ第一人者であった。

[岩井宏之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android