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バッサーノ バッサーノ Bassano, Jacopo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バッサーノ
バッサーノ
Bassano, Jacopo

[生]1517頃.バッサーノデルグラッパ
[没]1592.2.13. バッサーノデルグラッパ
イタリアの画家。父フランチェスコに師事し,ベネチアに出て B.ベロネーゼの工房で学んだ。宗教画も描いたが,特に動物や風景の描写にすぐれ,画家となった4人の息子とともにベネチアに工房を開き,風俗画を1つのジャンルにまで高めた。

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世界大百科事典 第2版の解説

バッサーノ【Jacopo Bassano】

1515ころ‐92
イタリア盛期ルネサンスの画家。本名ヤコポ・ダ・ポンテJacopo da Ponte。イタリア北部バッサーノ・デル・グラッパBassano del Grappaに生まれる。父フランチェスコFrancesco B.(生没年不詳),3人の息子フランチェスコFrancesco B.(1540‐92),レアンドロLeandro B.(1557‐1622),ジェロラモGerolamo B.(1566‐1621)と,親子3代にわたって画家として活躍。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バッサーノ
ばっさーの
Bassano

イタリアの画家の一族で、出身地である北イタリアの小都市バッサーノにちなむ通称。一族を代表するヤーコポ・バッサーノJacopo B.(1517/18―92)は本名Jacopo da Ponte、地方画家フランチェスコ・バッサーノの子で、1534年ごろからしばらくベネチアに滞在してロレンツォ・ロットやティツィアーノの優れた画法に触れた。またとくにパルミジアニーノエッチングの研究を通じて、当時流行し始めるマニエリスムの洗礼を受け、『聖母子と二聖者』(ミュンヘンアルテ・ピナコテーク)にその痕跡(こんせき)をとどめている。ベネチアでの修業の成果を示す『牧者の礼拝』(ハンプトン・コート宮殿)、『洗礼者の斬首(ざんしゅ)』(コペンハーゲン国立美術館)では、聖書物語がこの画家独自の風俗画的手法で描写されている。
 ヤーコポの4人の子供のうち2人が画家として自立。長男フランチェスコFrancesco B.(1549―92)は父の画風を踏襲しながら、説話的な歴史画を多く描いた。もう1人のレアンドロLeandro B.(1557―1622)は兄のもとで修業し肖像画家としてたつが、ティントレットの影響が指摘される。1588年からベネチアに住み同地に没。[濱谷勝也]

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