バヌアレブ島(読み)バヌアレブトウ(英語表記)Vanua Levu

デジタル大辞泉 「バヌアレブ島」の意味・読み・例文・類語

バヌアレブ‐とう〔‐タウ〕【バヌアレブ島】

Vanua Levuフィジー諸島の島。同諸島第2の島で、首都スバがあるビチレブ島の北東沖に位置する。主な都市は、北岸ランバサ南岸サブサブ製糖業が盛ん。

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改訂新版 世界大百科事典 「バヌアレブ島」の意味・わかりやすい解説

バヌア・レブ[島]
Vanua Levu Island

南太平洋フィジーで2番目に大きい火山性の島。面積5556km2人口約10万。南東部に深い湾入があり,デケティ川が比較的大きな流域をなして北西部を流れ,一部流域で稲作が行われている。標高1000m近くの山が長く連なる中央山地の北側は,乾燥しているが島の中心地のランバサ(ラバサ)がある。周辺一帯はサトウキビの栽培が盛んで,精製工場もあり,港は積出しで活気がある。ここではインド人が大多数を占めている。島の南側にはサブサブの町があり,付近ではココヤシの栽培が行われている。かつては欧米の商人らが,白檀を求めて西部のブア地方に,次いでナマコを求めて北部のマズアタ地方に多数来ていた。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バヌアレブ島」の意味・わかりやすい解説

バヌアレブ島
バヌアレブとう
Vanua Levu

南太平洋,フィジー第2の島。ビティレブ島の北東方に位置。サトウキビ栽培が中心で,砂糖コプラ輸出。中心都市はランバサ。面積 5500km2。人口 11万 8103 (1986,タベウニ島を含む) 。

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