バブコック(George Herman Babcock)(読み)ばぶこっく(英語表記)George Herman Babcock

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

バブコック(George Herman Babcock)
ばぶこっく
George Herman Babcock
(1832―1893)

アメリカの機械技術者。ニューヨーク州生まれ。父親とともに印刷業に従事して、多色印刷機などを考案した。1867年にウィルコックスと共同して水管式ボイラー特許を取得し、バブコック‐ウィルコックス会社を創立して、この型のボイラーの製造を始めた。横型の水管式ボイラーは数々の改良がなされ、火力発電所などでタービンを動かす蒸気発生装置として広く使用されている。

[中山秀太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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