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バルガス・リョサ Mario Vargas Llosa

世界大百科事典 第2版の解説

バルガス・リョサ【Mario Vargas Llosa】

1936‐
ペルーの作家。短編集《ボスたち》(1959)で注目されたあと,《都会と犬っころ》(1962)と《緑の家》(1966)の二つの全体小説によって批評家賞,ブレーベ図書賞,ロムロ・ガリェゴス賞などを受賞,一躍ラテン・アメリカ小説の花形となった。《ラ・カテドラルでの対話》(1969),《パンタレオンと女たち》(1973),《フリア伯母さんとドラマ作家》(1977),《世界の終りの戦い》(1981)などの作品のほかに,《神殺しの歴史》(1971),《永遠の祝祭》(1975)のような評論と,《タクナの娘》(1981)や《キャシーと河馬》のような戯曲もある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のバルガス・リョサの言及

【ラテン・アメリカ文学】より

… 植民地的な遺制からの脱却の可能性を示すことによって,ラテン・アメリカの人々,とりわけ知識人らの精神を高揚させたキューバ革命の成功と符節を合わせたかのように,60年代の初めから次々に傑作,秀作と呼ぶべきものが発表されだした。アルゼンチンのペロン政権下の暗い時代の中での不条理な愛の葛藤を描いたサバトErnesto Sábato(1911‐ )の《英雄たちと墓》(1961),廃虚に等しい工場を舞台にして生の無意味を追究したウルグアイのオネッティの《造船所》(1961),フランス大革命のカリブ地域に及ぼした影響をたどったキューバのカルペンティエルの《光の世紀》(1962),メキシコ革命で成り上がった男の臨終の床の意識をなぞったフエンテスの《アルテミオ・クルスの死》(1962),実験的なスタイルで根なし草的な生を浮かび上がらせたアルゼンチンのコルターサルの《石蹴り遊び》(1963),ペルーの社会的現実を全体小説のかたちでとらえたバルガス・リョサの《緑の家》(1966)。そして,架空の町マコンドの創建と滅亡に仮託して新世界の歴史を描いたコロンビアのガルシア・マルケスの《百年の孤独》(1967)。…

※「バルガス・リョサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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