日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 バルマー(Mahādevī Varmā)ばるまーMahādevī Varmā(1907―1987) インドのヒンディー語の女流詩人。ウッタル・プラデシュ州に生まれる。1933年、アラハバード大学でサンスクリット語学文学修士となり、同年女子専門学校校長に就任した。ニラーラー、パントとともに、第一次世界大戦後の広範なロマンチシズム運動である「チャーヤーワード」(陰影主義)の中心的存在であり、代表作に詩集『灯火の炎』(1940)、散文スケッチ『過去の映像』(1941)、『追憶集』(1943)などがある。[田中敏雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例