バンテアイメアス(読み)ばんてあいめあす

世界大百科事典(旧版)内のバンテアイメアスの言及

【ハティエン】より

…ビンテ運河を通じてメコン本流と結ばれ,かつてはシャム湾とカンボジアを結ぶ枢要な港市であった。古くはカンボジア王国領バンテアイメアスBanteay Meas(ポルトガル人はポンティアマスPonthiamasと呼んだ)として知られていたが,17世紀末,中国の広東・雷州の人鄚玖(まくきゆう)がカンボジア王よりハティエン地方の総督に任命されて以来,中国人がこの地に集居し,沖合のフークオク島から南のカマウ半島にかけての地に,鄚氏を首長とする半独立の港市国家が成立した。中国史料はこれを港口国,または本底国と記している。…

※「バンテアイメアス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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