バントゥー自治促進法(読み)ばんとぅーじちそくしんほう

世界大百科事典(旧版)内のバントゥー自治促進法の言及

【アパルトヘイト】より

… 原住民指定地での人口増加と土地不足は,50年代初めから深刻化した。政府は委員会を任命して調査を行い,その勧告を受けて59年,分離発展の方針を明らかにし,同年バントゥー自治促進法を制定した。同法の意図は国内の白人とアフリカ人がおのおのの地域で別々に発展するため,アフリカ人地域を部族ごとの10地域(バントゥースタン。…

【バントゥースタン】より

…50年代になってリザーブ内の土地に対する人口圧が高まり,その解決を目ざしてバントゥー地域社会経済開発委員会(通称トムリンソン委員会)が政府により任命され,その報告書が55年提出された。政府はその勧告案に基づき,従来のアフリカ人隔離政策からアフリカ人の自治・独立を目ざす分離発展政策へ転換し,59年バントゥー自治促進法を制定した。同法の骨子は(1)アフリカ人の議会代表を廃止し,(2)アフリカ人地域を言語・文化に基づいて10地域に分け,(3)将来,各地域の自治・独立を許す,というものであった。…

※「バントゥー自治促進法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android