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バンド理論 ばんどりろんband theory

知恵蔵の解説

バンド理論

結晶中の電子の振る舞いを考える理論。原子内の電子は飛び飛びのエネルギー値をとるが、原子同士が近づくと、外側の電子のとれるエネルギー値が帯(バンド)状に広がる。この帯域の電子は、金属では自由に走り回り、電気を通す。半導体絶縁体では詰まっていて動けない。熱や光で、電子が空白域(ギャップ)の上の伝導帯に引き上げられると流れる。

(尾関章 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

大辞林 第三版の解説

バンドりろん【バンド理論】

固体内の電子の状態を近似的に扱う理論。電子のエネルギー準位がバンド構造を形成するのでこの名がある。電気伝導など、電子が係わる諸現象の理論的基礎を与える。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内のバンド理論の言及

【自由電子】より

…しかし,自由電子の古典的なガスの模型では,金属の比熱や常磁性帯磁率などについては実験と矛盾し,またなぜ電子が格子間隔の数百倍の距離を,あたかも真空中にあるのと同じように自由に運動できるかということも説明できない。現在では量子力学に基づくバンド理論によって,金属の自由電子模型の基礎づけがなされている。 金属の価電子がなぜ自由電子としてふるまうかは,次のようにして理解できる。…

※「バンド理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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