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パキスタン北部地震 ぱきすたんほくぶじしん

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知恵蔵2015の解説

パキスタン北部地震

2005年10月8日午前8時50分(日本時間同0時50分)、パキスタン北部でマグニチュード7.6の大地震が発生し、死者8万7000人以上の甚大な被害を出した。被災地はカシミール地方のムザファラバードを中心に、インド北部に及んだ。3万棟以上の建物が全壊し、400万人以上の人が家を失った。メカニズムは北東―南西方向に圧力軸を持つ逆断層運動である。北西―南東方向に走向をもつ断層面は北東側に傾斜し、長さは約90km、最大すべり量は約10mと推定されている。国土地理院人工衛星データ解析から、震源域内の土地が広範囲にわたり最大6m隆起したと発表。この地域はインド・オーストラリアプレートが北進し、ユーラシアプレートに衝突しているところ。地殻内部に圧縮力が働いており、震源地付近では活断層が発達している。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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