パキメ(英語表記)Paquimé

デジタル大辞泉 「パキメ」の意味・読み・例文・類語

パキメ(Paquimé)

メキシコ北部、チワワ州にある都市遺跡。州都チワワの北西約250キロメートル、カサスグランデス川が刻む河谷に位置する。8世紀頃から交通の要地、および塩や鉱石産地となり、14世紀頃に盛期を迎えたが、スペイン人侵攻前に衰退した。日干し煉瓦で築かれた住居遺構があり、多彩色の陶器などが見つかっている。1998年、「カサスグランデスのパキメ遺跡地帯」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android