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パスキン Pascin, Jules

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パスキン
Pascin, Jules

[生]1885.3.31. ビディン
[没]1930.6.5. パリ
ブルガリア生れのアメリカの画家。本名 Julius Pincas。スペイン生れのユダヤ人を父に,セルビア生れのイタリア人を母にもつ。ウィーンとミュンヘンに学び,1905年パリに定住。風刺漫画家として知られていたが,第1次世界大戦中アメリカに渡り,市民権を得た。 20年パリに戻り,聖書や神話を主題にした大作や肖像画を描いた。 21年アルジェリア,24年チュニジア,27年アメリカ,29年スペイン,ポルトガルと生涯放浪生活を続け,パリで個展を開いた日の夜自殺した。主要作品『ばらをつけた帽子』 (1909) ,『スザンナと老人たち』 (16) ,『2人の友』 (25) など。

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デジタル大辞泉の解説

パスキン(Jules Pascin)

[1885~1930]ブルガリア生まれの画家。エコール‐ド‐パリの一人。世界各地を放浪し米国に帰化したが、パリで自殺。

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百科事典マイペディアの解説

パスキン

エコール・ド・パリの画家。本名ユリウス・ピンカスJulius Pincas。ブルガリア生れ。米国籍。ウィーン,ミュンヘンで絵画を学び,1905年パリに出た。その後世界各地を遍歴し,1914年―1921年米国に滞在。
→関連項目北海道立近代美術館

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パスキン
ぱすきん
Jules Pascin
(1885―1930)

ブルガリア生まれ、アメリカ国籍の画家だが、エコール・ド・パリの1人として名高い。本名Julius Pincas。ウィーン、ベルリン、ミュンヘンなどで学び、1905年パリに出て、モンマルトル、ついでモンパルナスに住み、第一次世界大戦中はロンドン、アメリカなどに難を避け、20年パリに帰る。戦前の仕事は版画を主としたが、このころから油彩に専念。柔らかな筆致、薄くのばされた淡い色彩で、とくに裸体あるいは半裸の女性たち、娼婦(しょうふ)たちを好んで描き、20年代のパリの哀愁と甘美、同時に、スペイン系ユダヤ人を父にもち、生涯をボヘミアンとして過ごした彼自身の内面の不安を表現した。しかし、アルコール、麻薬などで彼の肉体はしだいにむしばまれ、パリで自殺。代表作は『眠る2人の女』(1929・パリ市近代美術館)など。[中山公男]

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