パトリック ドヴィル(英語表記)Patrick Deville

現代外国人名録2016 「パトリック ドヴィル」の解説

パトリック ドヴィル
Patrick Deville

職業・肩書
作家

国籍
フランス

生年月日
1957年

学歴
ナント大学

受賞
フェミナ賞〔2012年〕「ペスト&コレラ」

経歴
ナント大学で比較文学・哲学を学んだ後、1980年代を中東ナイジェリアアルジェリアで暮らし、’90年代はたびたびキューバ、ウルグアイほか中米に滞在。’87年老人スパイの最後の任務を描いた「Cordon-bleu」を出版、作家としてデビュー。’90年ジャン・エシュノーズが発案した、フロリダに集まった米仏の複数の作家による連作短編集「シュザンヌの日々」に短編「手品」で参加。「花火」(’92年)はメディシス賞候補となった。’96年ラテンアメリカの若い文学賞を創設、雑誌「Meet」を創刊サン・ナゼールに“外国人作家と翻訳者の家”を創立し、現在もそのディレクターを務める。2011年「リール」誌により「カンプチア」が年度最優秀作品に選出される。「ペスト&コレラ」はフランスの文学賞全ての候補となり、書店フナックによる小説賞に続き、フェミナ賞その他の文学賞に輝いた。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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