パリンドローム

デジタル大辞泉 「パリンドローム」の意味・読み・例文・類語

パリンドローム(palindrome)

回文2のこと。“Madam,I'm Adam.”など。
[補説]曲名別項。→パリンドローム

パリンドローム【〈ドイツ〉Palindrom】[曲名]

ハイドン交響曲第47番ト長調の通称。1772年作曲。全4楽章。通称は第3楽章がパリンドローム(回文)構造になっていることに由来する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「パリンドローム」の解説

パリンドローム
パリンドローム
palindrome

核酸にみられる回文配列.1本の鎖上に近接して逆向きの繰り返し配列があり,それらが相補的な塩基対をつくって部分的に2本鎖(ヘアピン構造)となったとき,互いの配列が点対称となる部分.機能上,重要な部位多くみられ,DNA-タンパク質相互作用の認識部位になっている.語源palindromos = a running back.

5′…GAATTC…3′

3′…CTTAAG…5′

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「パリンドローム」の解説

パリンドローム

 回文構造ともいう.特にDNAの塩基の構造をいう場合が多く,部分的に一方の鎖の5側から読んだ場合とその最後の塩基の対応する部分から反対側の鎖(5側になる)を5側から読んだ場合の塩基配列が同じ場合をいう.例えば図のようなもの.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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