パリ・コミューン(英語表記)Commune de Paris

世界大百科事典 第2版の解説

パリ・コミューン【Commune de Paris】

狭義には1871年3月18日から5月28日に至る間,パリに樹立されたコミューン議会を指すが,広義にはこれを生み出した運動を指す。19世紀最大の都市反乱で,フランス革命に始まるパリの革命運動の頂点をなすとともに,以後の世界各国の革命や社会主義運動に多大な影響を及ぼした。なお,フランス革命期に成立した革命政権もパリ・コミューンと称されるが,これについては〈フランス革命〉の項目を参照されたい。
[コミューンの起源]
 パリ・コミューン樹立にいたる運動の出発点は,第二帝政末期の反帝政運動にある。

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世界大百科事典内のパリ・コミューンの言及

【インターナショナル】より

…70年の普仏戦争に際しては,総評議会はフランス,ドイツの労働者が平和と友好を呼びかけ合ったことを高く評価し,ナポレオン3世の没落を歓迎したが,フランスの労働者がさらに新政府の打倒を試みることには否定的だった。しかし,71年,パリ・コミューンの蜂起が起こると,マルクスは《フランスにおける内乱》(1871)を書いて断固たる支持を与えた。そして協会を,労働者階級の政治権力獲得をめざす強固な政党組織に変えようとした。…

【サンディカリスム】より


[サンディカリスムの成立]
 1860年代に出現したフランス労働組合運動は80年代後半にいたって本格的発展を迎えるが,二つの歴史的条件がその展開を規定した。第1はパリ・コミューンの経験である。これは組合運動に,コミューンの再現を目ざす,広義の社会主義的傾向を与える一方,政府に対しては組合を危険なものとする判断を与え,長期にわたって弾圧政策をとらせた。…

※「パリ・コミューン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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