パンチャ・シラ(英語表記)Panca‐Sila

  • PancaSila

世界大百科事典 第2版の解説

インドネシア共和国の建国五原則のことで,1945年8月18日制定・施行憲法前文に述べられている。インドネシアイスラム国家でなく,世俗国家であることをはっきりさせたものである。五原則とは,最高神への信仰人道主義,インドネシアの団結民主主義,社会的公正,の五つを指し,最高神への信仰という表現は,信教自由の積極的表現であるとされている。パンチャ・シラの形成とその理解をめぐっては,いわゆる〈国体論争〉が今も激しく行われている。

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世界大百科事典内のパンチャ・シラの言及

【インドネシア】より

…鷲の翼,尾翼,胸,足の羽根の数は,独立した1945年8月17日の数字に合わせてそれぞれ19,45,8,17枚描かれている。胸の中の五つのシンボルは国是であるパンチャ・シラ(建国五原則)を表している。唯一絶対神への信仰(星),公平で文化的な人道主義(鎖),インドネシアの統一(榕樹),協議と代議制を通じ英知に導かれた民主主義(野牛),全人民に対しての社会正義(稲と綿)。…

※「パンチャ・シラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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