コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

パン・スラブ主義 パンスラブしゅぎPan‐Slavism

世界大百科事典 第2版の解説

パンスラブしゅぎ【パン・スラブ主義 Pan‐Slavism】

スラブ語を話すすべての民族の連帯と統一をめざす思想運動。この運動は最初19世紀初頭,西および南スラブ諸民族の民族的覚醒とともに生まれた。これら弱小のスラブ諸民族はオーストリア・ハンガリー二重帝国やトルコの統治下にあって,自分たちの共通の言語的・人種的紐帯(ちゆうたい)を強調した。最初のパン・スラブ主義の思想家チェコスロバキアから出た。彼らは1848年にプラハで最初のパン・スラブ会議を開いたが,これはオーストリア・ハンガリー二重帝国治下のスラブ語民族の地位の向上をめざすものであった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

パン・スラブ主義の関連キーワードオーストリア・ハンガリー二重帝国パン・ゲルマン主義ハブリーチェク大セルビア主義イリュリア運動バルカン問題スラブ民族バクーニンナロードガイ

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android