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ヒカゲチョウ(日陰蝶) ヒカゲチョウLethe sicelis

世界大百科事典 第2版の解説

ヒカゲチョウ【ヒカゲチョウ(日陰蝶) Lethe sicelis】

鱗翅目ジャノメチョウ科の昆虫。中型で開張5.2~6.3cm。暗褐色で裏面に数個の眼状紋がある。木陰に好んで生息するのでこの名がある。日本固有種で,本州,四国,九州の中部以北に分布する。関東地方や中部地方の低地帯には個体数が多い。食草のメダケアズマネザサ,ゴキダケなどの群落(ササやぶ)を伴う落葉広葉樹林にすみ,ときにイブキザサなどが密生するブナ帯のササ原に見られることもある。本州中部の低地帯では通常年2回発生し,成虫は5月中旬~6月下旬,7月下旬~9月中旬ころ現れるが,9月下旬~10月下旬ころ第3回目の個体が羽化することがある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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