ヒュドラウリス(読み)ひゅどらうりす

世界大百科事典(旧版)内のヒュドラウリスの言及

【オルガン】より

…この意味で,オルガンという楽器に,ヨーロッパ文化とその歴史をみることができる。 ギリシア・ローマ時代の文献によると,古代のオルガンには,前3世紀に,エジプトのアレクサンドリアで初めて作られたヒュドラウリスhydraulisと呼ばれる水圧オルガンの類と,手動ふいごによるものの2種類あったようだが,どんな音楽が奏されたかはまったく不明である。ローマ帝国時代,東西分裂後のビザンティン帝国時代には,オルガンは,宮廷での祝典や儀式用の楽器として用いられ,オルガンの豪華さと貴重さが,宮廷の富と権勢を象徴した。…

※「ヒュドラウリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android