ヒョウ(ヘウ)・はしる・つむじかぜ(漢字)

普及版 字通 の解説


12画

[字音] ヒョウ(ヘウ)
[字訓] はしる・つむじかぜ

[説文解字]

[字形] 会意
三犬。三匹の犬の走る形。〔説文〕十上に「犬の走る皃なり。三犬に從ふ」とあり、その疾走するさまをいう。犇(ほん)・(せん)・驫(ひよう)など、みな同じ造字法。はまた飆(ひよう)の意に用いる。

[訓義]
1. はしる、犬がはしるさま、はやくはしる。
2. 飆と通じ、つむじかぜ、旋風。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加万々々志(かまかまし) 〔字鏡〕 イヌアソビ・アソブ・カタマシ・イコ

[声系]
〔説文〕に声として飆など二字を収める。飆十三下には「扶搖(ふえう)の風なり」とあり、扶揺の反切音は飆(ヘウ)。

[語系]
・飆piは同声。また飄bi、票・漂・・剽phiは声近く、みな軽疾の意がある。票は屍を焚く形。猛火られるさまを票という。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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